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アクセシビリティ(Accessibility)とは

1970年代以降、バリアフリーという言葉が流行するようになりました。
バリアフリーとは、障碍者を含む社会的弱者に対しての物理的・精神的障壁を取り除こうという思想であり、1974年に国連で定義されたものとされています。
現在は欧米を中心としてその思想がアクセシビリティという言葉に置き換えられて、情報・建造物・消費財等をよりアクセシブルなデザインにしようという動きが強まっています。日本ではバリアフリーという言葉の方が、認知度が高いですが、物理的・精神的とまではいかず、物理的な障壁(建造物)という限定的理解で使用されているように思います。

アクセシビリティとは直訳すれば「接近できる」ということであり、ここでは、障碍があろうと高齢者であっても使用することができるという意味で用いられています。似た様に使用されているユーザビリティという言葉は全く違うものです。ユーザビリティとは、特に活動に制限がある人の利便性を保障するものではなく、限定されない多くの人にとって使いやすいものを意味します。
テミルではアクセシビリティが保障された上でのユーザビリティを見つめていきたいと考えています。そして本来はそのことこそがユニバーサルデザインであるはずだと考えています。

アクセシビリティ(Accessibility)

障碍者や高齢者など活動に制限がある人も様々なシステムや商品、情報に対して分け隔てなく利用することができるさまを表します。

このアクセシビリティに関しては以下の基準により、標準化の取り組みが行われています。
2001年にISO/IEC(国際標準化機構/国際電気標準会議)による「ISO/IECガイド71」(規格作成における高齢者・障害者のニーズへの配慮ガイドライン:ISO/IEC GUIDE 71 Guidelines for standards developers to address the needs of older persons and persons with disabilities)は、ISO/IECの加盟各国が自国内の個々の規格を作る時のためのガイドラインとなるもので、ISOの関わる71番目のガイドが発表されました。

このISO/IECガイド71で、内容的に特にポイントとなるのは、(1)各国での規格作成の過程において配慮すべきことを明記、(2)具体的に配慮すべき事項をマトリックス形式で分かりやすく表記、(3)ISOとしては初めて「点字版」を発行したことにあります。このISO/IECガイド71に基づいて定められたJIS規格がJIS Z8071(高齢者及び障碍のある人々のニーズに対応した規格作成配慮指針)であり、その下位階層にJIS X8341(高齢者・障害者等配慮設計指針)が存在します。

アクセシビリティに関しての基準

ユーザビリティ(Usability)

全体ではない対象者が利用しやすくできているさまを表します。

ユーザビリティに関しては、統一して使用されている日本語訳は存在せず、「使いやすさ」や「使い勝手」などの言葉で表わされることが多いです。使い勝手というと漠然としていますが、その点はISOで規定されています。ISOでは、その定義がソフトウェアの規格であるISO9126と、一般的にユーザビリティの定義として使用されるISO9241-11の2つが系統として存在します。ISO9126は、品質特性を機能性 (functionality)、信頼性(reliability)、使用性 (usability)、効率性 (efficiency)、保守性 (maintenability)、移植性 (portability) に分け、その中でユーザビリティを使用性として、理解性(understandability)、習得性 (learnability)、操作性 (operability) に分けています。

ISO9241-11では、ユーザビリティに関するかなり厳密な定義が行われています。ユーザビリティとは「ある製品が、指定された利用者によって、指定された利用の状況下で、指定された目標を達成するために用いられる際の有効さ、効率及び満足度の度合い」として定義されています。さらに有効さ (effectiveness) については「ユーザが、指定された目標を達成する上での正確さと完全さ」、効率 (efficiency) については「ユーザが、目標を達成する際に正確さと完全さに費やした資源」、満足度 (satisfaction) については「不快さのないこと、及び製品使用に対しての肯定的な態度」という定義が与えられています。

ユーザビリティ+アクセシビリティ+バリアフリー=ユニバーサルデザイン